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官僚の詭弁の罠 [時事・雑感]

今週の週刊ダイヤモンド誌に、以下の寄稿が載っている。

「誤解だらけの公的年金論議
官僚の『詭弁年金論』 一掃を!」

厚生省が主張する「都合のよい不真実」について、

一つずつ説明を加え、いかに詭弁であるかを説いている。

厚生省の主張として取り上げているのは以下の4つ

1)年金破綻論は間違い
2)年金財政の賦課方式とは債務超過は存在しないもの
3)世代間不公平は問題ではない
4)未納増は年金財政に影響なく、税方式は不要

これらについての厚生省の主張理由と、それに対しての反論を述べている。

年金問題そのものに関する問題点の解説としてだけでも非常に

興味深く、改めて問題の一部についての理解を深められた。

しかしながら私が一番感じたのは、本稿の狙いとは別に、

なぜ官僚はこのような枝葉末節な詭弁で武装することばかりに

終始するのだろうと言うこと。政治家も官僚を正すために、官僚の理屈の

罠にはまってしまって、そのために時間とを消費してしまっている気がする。

官僚は詭弁で武装し、時間を稼ぐのがうまい。その罠にはまると抜け出せず

論破どころかいつの間にか失望を買って、疑惑で自滅するか、次回の選挙で

敗北して選手交代。官僚は公務員で守られ生き延びる。その罠を断ち切ることが

民主党に求められていたのだと思う。


些末な議論の罠にはまらずに、また、政治資金疑惑解明のために

国会の貴重な時間を割かず、年金や財政の問題解決のために

働いてもらいたいものだ。


こういった詭弁の罠は、会社組織、取引先との交渉などにおいても

見受けられるもの。いま私が関わる案件でも類似のケースが1つ、2つある。

すり替え、時間稼ぎなどに惑わされず、常に本質を見極めて適切に判断できるよう

改めて心がけようと思う。



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