SSブログ

朝青龍の引退は、正解か!? [中小企業診断士の仕事]

今更ながら朝青龍のドタバタについて、PRプランナー視点で考えてみた。

マスコミの論調や、一般的な意見として「遅かったけど自主的な引退ということで

結果は致し方ないし、正しい選択だったね」というのが大方の流れに見える。

品格が問われたり、問題の多かった朝青龍。内館牧子さんなどのコメントは

言い得て妙で、氏の任期切れと、朝青龍の引退が同じ時期というのも因縁か。

数々の問題と協会からの厳重注意を受けること数回の上での傷害事件の疑い。

協会にとってはまさに「クライシス・コミュニケーション」の問題になっていた。

協会の出した結論は引退させるということだったが、これは「クライシス・

コミュニケーション」の面から間違った対応だったと言える。やはり解雇が正解。

理由
第一に、一番のステークホルダーであるファンへの裏切り

相撲協会は、朝青龍に自主的な引退を迫り、協会自ら真相を調査、発表することを

放棄してしまった。これは真実を隠し、自らの組織を守ることであり相撲を支える

ファンに背を向けた行為と同じ。間違った対応です。

ようやく人気が回復してきたのに、目先の対面や、朝青龍の人気に頼るために

また長期的な不人気に陥る可能性がありますね。

公益法人として税金が優遇されている団体としての正しい判断とは言えない。


第二に、朝青龍の引退の理由が明らかでない。

事件が直接の原因であれば、対象が傷害事件であり、高額の退職金を手にしての

引退は、責任をとることとはならない。やめることで勘弁してもらえるというのは

企業、当事者側の勘違いでしかなく、火種は残したまま。

「横綱には品格が必要だから」というのは日本人だけがわかる。

事実モンゴルでは、今回の引退は協会と日本人による差別だとの

声も大きいという。傷害事件を起こしたためという明確な理由があれば、

モンゴルの人たちも文句はいわないはず。不祥事そのものではなく、

対処で問題を大きくするという、最悪のクライシス・コミュニケーションの

手段をとってしまったため、いわば二次災害が発生したわけです。


第三に、再発防止策がない

責任を明らかにせずに引退で片付けたわけだから、再発防止策の発表もないだろう。

企業が不祥事を起こした場合の発表すべきことの原則は、

①迅速な対応と謝罪
 その際、ステークホルダーの見極めが重要です。
 
②現状把握と事実の公表

③現在の対応策の報告

④今後の対応と再発防止策の発表

同じような力士が出てきた時には、その行為を許してしまう前例を残したわけです。


早く体質を改善して、また横綱二人体制になって人気を保ってもらいたいものです。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

PRプランナー 試験対策参考書 [PRプランナー]

PRプランナー3次試験のレポートに続き、1次試験から使用した参考図書に
ついて書いておきたいと思います。
試験対策としては、日本パブリックリレーションズ協会のホームページに
参考図書として載っています。

PRプランナー養成講座というようなプログラムもあるようですが、
まずは参考書での独学でも十分かと思いますので、今のうちに
書評を書き留めておきます。

以下、協会のホームページに掲載しているうち、購入したものだけです。
振り返ってみると、12冊も買っていたのですね。
ほとんどのものはamazonのマーケットプレイスで安く手に入れましたが
あまり書き込みもなく、問題なし。但し私自身は試験対策として使う場合には
黄色のマーカーをたくさん引きますので、もう売り物にはなりません。

■1次試験対策


広報・パブリックリレーションズ入門 (基礎シリーズ)

広報・パブリックリレーションズ入門
猪狩誠也(編著) 宣伝会議

まず1次を受験する人にはお勧めです。
幅広く、広報とは何かが書かれていて、試験領域の全体像を把握するのによいです。
基本的には文字ベースで多少グラフや図があります。
字は小さくなく、行間も空いていて、用紙もクリームがかっていて読みやすいです。
-------------------------------


パブリック・リレーションズ―最短距離で目標を達成する「戦略広報」

パブリック リレーションズ
井之上 喬(著) 日本評論社

こちらはハードカバーの単行本。前の本よりもアカデミックな感じ。
著者の実績について書かれた部分が何度も出てきて多少食傷気味になるかな。
しかしながら、理論的なものを概念図として示していたりと、理解を深める意味では
有力な参考書になりました。
多少字が小さく、用紙が漂白系で白いので、ちょっと読みにくい感じがしました。
-------------------------------


戦略広報―パブリックリレーションズ実務事典

戦略広報 パブリックリレーションズ実務事典
※2次A・C共通
電通パブリックリレーションズ(編著)

これは辞典と書いてあるとおり、戦略広報に必要な項目別に解説がかいてあるという
構成になっているので、3次試験会場にも持って行きました。ツカエマス
・ステークホルダー 9項目
・メディア 8項目
・法律、規制 6項目
・戦略  10項目
・テーマ、領域 13項目
・報道機関向け広報手段  16項目
・危機管理関連 10項目
・手法、ツール 13項目 など
-------------------------------

広報部 (図解でわかる部門の仕事)

改訂版・図解でわかる部門の仕事-広報部
※2次C共通
佐桑徹(編) 日本能率協会マネジメントセンター

広報部が具体的に何をやっているのか、実務面で説明が書かれていて
右開き245ページで、右ページにタイトル、項目と説明、
左ページに、図解が載っています。
見開き2ページで1項目の解説ですね。
これも辞典代わりにいいかもしれません。
-------------------------------


広報・マスコミハンドブックPR手帳〈2008〉

広報・マスコミハンドブックPR手帳2008
(『PR用語ミニ辞典』の項)※2次C共通
日本PR協会(編) アーク出版

広報マン必携の1冊。
各メディアの連絡先や、協会会員企業リストなど、データバンクとしては
役立ちます。試験対策としては、無くても特に問題ないと思われますが、
結構面白いので、PRプランナーを目指す人は、試験対策でなくとも
手元に置いていて良いでしょう。
巻末には記念日カレンダーがあり、ちなみに2/23が税理士記念日ってなんだぁ!?

■2次試験対策

科目A CSR、IR、危機管理等、企業経営とコミュニケーションに関する知識


やさしいCSRイニシアチブ―取組みガイドと53事例

やさしい CSRイニシアチブ
水尾順一・清水正道・蟻生俊夫(編) 日本規格協会

CRMについてよく分かります。
こちらは左開きで、見開き2ページごとに、1テーマ。
ですので、辞典的に使いやすくできています。
CRMとはなんぞや、広報になんで必要なのかが分かり、試験対策とは別に
知識補充としてとても興味深い内容で良かったです。
今でもマーカーの跡と、付箋がいっぱい貼ったままです。
-------------------------------


危機管理対応マニュアル―「情報開示力」が企業の危機を救う! (サンマーク文庫)

危機管理対応マニュアル
東京商工会議所(編) サンマーク文庫

手軽な文庫本。
企業不祥事が続いている昨今、謝罪記者会見などを見るポイントが変わってきますね。
200ページ程度なので、ざっと流しながら読んでおいて、ポイントを振り返るという感じで
十分把握できます。こちらも手軽に読んでおいて損はない参考書ですね。


科目B マーケティング及びブランドマネジメントに関する知識


企業を高めるブランド戦略 (講談社現代新書)

企業を高めるブランド戦略
田中洋(著) 講談社現代新書

2002年で多少古い本ですが、ブランディングということに特化して書かれているので
これも面白かった。試験でブランディングのことも問われるので、オススメ
診断士受験の方も、マーケティング部分の知識補充によいとおもいます。



科目C 広報・PR実務に関する知識


[絵解き]広報活動のすべて プレスリリースの作り方からメディア対応まで (PHPビジネス選書)

絵解き広報活動のすべて
山見博康(著) PHP研究所

鉄鋼会社の広報として長く実務に携わった著者。
現場よりの言葉が結構響きます。この本も2ページで1テーマの形式なので
辞典的に使いやすい。
特徴は、リリースの作り方、リリースの仕方、メディアとの交渉、記事に掲載後の対応
広報マンの日々の活動などについて、1テーマに必ず図解が一つ以上。
分かりやすく書かれた工夫が感じられます。
難点は多少思い入れが強すぎるのか、独特の言葉で書かれる部分が多く
理解しにくいところが多々あると感じました。

プレスリリースのレイアウト図などもあり、実は3次対策でも良いかもしれません。


■3次試験対策


企画書立て方・書き方―ポイントと手順がわかる!

企画書 立て方・書き方 ポイントと手順がわかる!
福地稔(著) 西東社

実務で企画書を書くことが多かった私にとっては、新たに参考になるところは
あまりなかった感じですが、企画書って分からない人には良いかもしれません。
本当の企画書を書くためには、参考になると思います。
2ページ1テーマ、2色刷で、かなりビジュアル的で賑やかな見え方です。
しかしながら、3次試験ではワードで文字ベースの企画書でも良いわけですし
この本にあるような、図解やグラフを作れるわけでもないので、ちょっと合わないかな。
企画書作成の経験者には不要だと思います。
-------------------------------


企画の立て方・企画書の書き方 (図解でわかる仕事の基本)
企画の立て方・企画書の書き方
青山昌平/海田夏生(著) 日本能率協会マネジメントセンター

こちらも2ページで1テーマという構成。
基本的には文字で解説し、多少図解をいれてあるという姿勢ですね。
ちょっと分かりにくいかもしれません。
企画書の作り方という参考書は、1冊あれば十分でしょう。
協会オススメの2冊でなくとも、他の書籍でも良いと思います。

出来れば文字ベースの企画書や、プレスリリースのサンプルとか載っていれば
それが一番いいと思います。

それぞれが手短の書評というか感想です、読んで頂いた方の参考になれば
幸いです。


↓↓↓よろしければ、クリックをお願いします
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

PRプランナー3次試験 レポート [PRプランナー]

ずいぶんと遅いレポートになってしまいました。
1/23にPRプランナーの3次試験を受けて来ました。
3時間で2つの課題制作をするというもの。まあまあの手応えではあるけど・・・・
今後の方の参考にもなるかと思いますので、感想とともに概要を書き留めておきます。

場所は品川インターシティにある、富士通の品川ラーニングセンター
パソコンを使用して、プレスリリースや企画書を書くという実技のためです。
kaijo.gif
富士通の品川ラーニングセンターHPより

12:00開場
12:25までに着席厳守
12:30から説明
13:00~16:00 試験
13:30にミネラルウォーターが配られた
14:30~15:30で途中退出可能
トイレも途中で行くことが出来ます。

使用するPCは、富士通製WindowsXPで、アプリはword、excel、powerpoint
いずれも2003バージョン

試験の説明は、プロジェクターで投影したスライドと音声ガイドの再生によるもの
問題用紙、USBメモリを配布され、USBメモリには問題文データと、解答用の
データファイル。タイトル名だけテンプレートとして使います。
USBメモリに課題A、課題Bと二つのフォルダがあり、これを一端デスクトップに
コピーして解答を作成し、終了前にデータをUSBメモリに入れ直し、提出するという方法。
試験時間中に、USBメモリへの保存、ファイル名付け、取り外して封筒に
入れると言うことまで終えておかなければなりません。


3次試験は、課題2つの作成実技

課題A
都内ベッドメーカーが業界で初めて、福祉用具のJIS企画取得の新製品2機種を発売することの関連情報を渡され、プレスリリースを書くというもの。

課題Bは、コーポレート課題とマーケティング課題のどちらか一方を選んで、広報計画または
PR計画を作成して解答する。私はマーケティング課題を選択しました。

マーケティング課題
トカイコーポレーションは、1都3県で不動産の売買、仲介、賃貸を手がける
売上高500億ぐらいの企業。今回、新婚夫婦など若年層をターゲットとした
デザイナーズマンションにおいて、付加価値サービス2つを開始する。
①イタリアのインテリア、家具メーカーの商品を10%オフ、
 家具は退去時に15%の下取りをするサービス
②フランスの自動車メーカーが新たに発売するハイブリッド車(330万円ぐらい)を
 カーシェアリング提供するもの。
このサービス開始に関するPR計画を作成せよと言うもの
予算は3,000万円。


今回の受験に際しては、マーベリックさんのブログ
大変参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
プレスリリース作成の対策として、日本パブリックコミュニケーション協会のリリースを
参考にしようと思ったのだけど、試験ででるような実業案件とは内容が異なるので
あまり参考にはなりませんでした。

課題Aについては、プレスリリースの作成方法の原則に則って、
必要事項である、日付、タイトル、リード、本文、問い合わせ先などを1Pにまとめ
仕様などは参考資料として2ページ以降につけました。
製品2機種の仕様の中で、販売価格とレンタル費用があったので、これは抜き出し
本文で触れ、サイズや重量などの他の項目は参考資料の方で触れるというように
メリハリをつけましt。
ワードで作成。飾り付けは、タイトルを「テキストボックス」で作成しただけで
ほかはすべて同じポイントすうのフォントにした。太字や下線を多少入れれば良かったかな
でも、たぶん大丈夫だと思います。

課題Bは、
初見の情報を素早く把握し、開始前3ヶ月から、開始後1年をめどとしたPR計画を
作るというのは結構至難の業でした。
採点の基準は、以下のように受験票に書いてあrます。
①的確性
 ・・・提携する3社のリソースと、各社異なる事業目的を考慮しつつ、連携がとれる
   PR計画を作成することに留意し、予算3,000万円というのも制約条件で厳守
②戦略性
 ・・・企画を構成する試作案の狙い、期待効果を段階的にどのように設定しているかという
   裏付け、戦略性を加えておきました。
③実現性
 ・・・提携3社の想定されるリソースやメリットを考慮しつつ、予算で可能な範囲でまとめた。
   企画案末尾には概算費用見積もりも添付しました。
④独自性、適切性
  ・・・独自性については、すべての受験生が当てはまるのではないだろうか。
   私は、HP、ブログも活用しつつ、同サービスを利用する実際の方の記事も
   紹介するような小冊子の作成、配布を追加してみました。
⑤論理性、構成力
  ・・・自分ではどこまで行っているか分からないですね。たぶん大丈夫だと思います。


こちらもワードで作成。
実際のビジネスではパワーポイントを使うことが多いが、最近はまた文字のみの企画書も
書くようになってきましたし、試験であることを考えると、パワーポイントで、デザイン要素も
入れるのに時間をかけるより、企画の詰めのほうに時間を使った方が良いとの判断をしました。


3次試験は、3年以上の広報実務経験が問われるのですが、それだけあって、
試験勉強だけではこの記述式試験での合格は難しいでしょう。逆をいれば、経験が
あればそこそこのものを書けると思われます。

合格発表は2/19にはがき通知。
結果を静かに待ちます。



↓↓↓↓よろしければクリックをお願いします。

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村


コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

浅草とスカイツリー [中小企業診断士の仕事]

DVC00275.jpg

今日はお客さんとの面談のため、墨田区役所に行ってきた。

恥ずかしながら、墨田区役所ってあんなに派手というか、

でかい建物とは知らなかった。GMのビルに似ている。

浅草駅から隅田川を渡ったところ、アサヒビールの横にある。

まだ見ぬスカイツリーが見えるかなと期待していったら、

見えました!!!

でかいですねえ。墨田区役所とアサヒビールの間から遠くに見えるのだけど、

ずいぶんと高くなっているためか、十分によく見える。

浅草からの風景もずいぶん変わってきましたね。


墨田区役所の1Fにあるカフェで、2時間ほどお客さんの創業相談にのり、

次回面談の約束をしてから戻ってきました。


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

ツイッターとプライバシー

執筆において、文献を参考にした場合や、引用の際には、出典の記述に

気をつけなければならないことは診断士の方であれば十分ご承知のことと思います。

他社の著作物であるため、それは明らかですね。

では、ブログの紹介や、ツイッターのアカウントなどについてはどうなんだろう?

と、この数日間考えさせられました。


ツイッターは、ホームページ、ブログ、SNSなどに続いて出てきた新たなサービス。

利用者が一気に500万人超え?と言われるほど急速に利用者が増えていて

利用のルールのコンセンサスはまだまだ出来上がっていない様子です。

ツイッターについては、今週の週刊ダイヤモンドが本格的に特集しています。

この中である著名な方のお名前とツイッターのアカウントを「無断で」掲載したため、

本人との間に争いが起きていますが、そのやりとりの一部は当事者同士が

ツイートしているので、衆知となっています。


ここで私の疑問は

「オープンになっていて、フォローもアンフォローも自由なツイッターにおいて、

礼儀としての事前の了解を得るという問題とは別として、

アカウント(私では、「アットマークpeakhunter8848」というもの)は、個人情報や

掲載許諾対象となるのか?いうこと。

別のケースでは、ある有名人が、「一般人のアカウントをネットで『晒した』」と

あるユーザーに激しく非難されたケース。こちらは特に大事にならずに収束。

自分のアカウントを紹介されて困るなら何でツイッターをやるのか分からないし、

一般人のアカウントを仮に『晒した』ことになって、非難が集中したとしても

ツイッターは、そもそも実害を受けにくい仕組みのサービスなんですけど。

後者のケースでは、法律論ではなく、「フォロワーの多さ」という明確な線引き

基準のないこと。 基本的には何に対してでも同じですが、良識を持って

判断、対応していくことですね。



今までは

「人の心の中、頭の中は分からない」

というのが常識だったのだけど、

ツイッターではある程度分かってきてしまいます。

それが本音でなければ・・・・

また、文章から違う意味にとらえられてしまったら・・・・・

人間関係に大きな問題を引き起こします。

そういった怖さも実感しながらも、ツイッターの面白さ、

可能性を感じながら日々使っています。



コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ネットコミュニティ

官僚の詭弁の罠 [時事・雑感]

今週の週刊ダイヤモンド誌に、以下の寄稿が載っている。

「誤解だらけの公的年金論議
官僚の『詭弁年金論』 一掃を!」

厚生省が主張する「都合のよい不真実」について、

一つずつ説明を加え、いかに詭弁であるかを説いている。

厚生省の主張として取り上げているのは以下の4つ

1)年金破綻論は間違い
2)年金財政の賦課方式とは債務超過は存在しないもの
3)世代間不公平は問題ではない
4)未納増は年金財政に影響なく、税方式は不要

これらについての厚生省の主張理由と、それに対しての反論を述べている。

年金問題そのものに関する問題点の解説としてだけでも非常に

興味深く、改めて問題の一部についての理解を深められた。

しかしながら私が一番感じたのは、本稿の狙いとは別に、

なぜ官僚はこのような枝葉末節な詭弁で武装することばかりに

終始するのだろうと言うこと。政治家も官僚を正すために、官僚の理屈の

罠にはまってしまって、そのために時間とを消費してしまっている気がする。

官僚は詭弁で武装し、時間を稼ぐのがうまい。その罠にはまると抜け出せず

論破どころかいつの間にか失望を買って、疑惑で自滅するか、次回の選挙で

敗北して選手交代。官僚は公務員で守られ生き延びる。その罠を断ち切ることが

民主党に求められていたのだと思う。


些末な議論の罠にはまらずに、また、政治資金疑惑解明のために

国会の貴重な時間を割かず、年金や財政の問題解決のために

働いてもらいたいものだ。


こういった詭弁の罠は、会社組織、取引先との交渉などにおいても

見受けられるもの。いま私が関わる案件でも類似のケースが1つ、2つある。

すり替え、時間稼ぎなどに惑わされず、常に本質を見極めて適切に判断できるよう

改めて心がけようと思う。



↓↓↓よろしければ、クリックをお願いします
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

JAL破綻に際して思う、航空会社を選ぶ理由

今月末にまたジャカルタに出張の予定。

成田からジャカルタまでの直行便は、JALとガルーダインドネシア航空の2社が

毎日運行している。

往復で航空運賃がJALが約15万円、ガルーダは約7万円。

北京や台北を経由して、チャイナエアなどを使うと、乗り継ぎのために時間がかかるが

往復で3~4万円だ。格安チケットとはここまで安いのかと驚き!

まずは何でこれだけの差が出るのだろう。これだけの人件費差か、経営効率の差なのか?



前回の出張は迷わずJAL。

理由は明快。JALのマイレージがたまることと、安全性および万が一の場合の

補償について期待値が高いため。

今回JALが破綻して、株式は無価値となり、マイレージも補償すると言っているが分からない。

モラルが低下して事故が起こる可能性が高まり、万が一事故が起きても、今までのような

補償が期待できるか疑問。お金ないもの。政府が補償してくれるのかな。

と考えると、圧倒的に高い金額で、JALを選ぶ理由が薄れてくる。

メインのクレジットカードをJALカードにしてきたが、これも変えるつもりになっているし・・・・

次回はガルーダにしてみるか?

決断の日は迫っている。



↓↓↓↓よろしければクリックをお願いします。

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村
コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ハイチの地震と救援金 [時事・雑感]

ハイチで発生したM7.0の地震は、日本人の想像をかなり超える被害をもたらしているようだ。

元々地震が少なかったのだろうか、石積みの建物が多く、国会議事堂や政府機関が入る

建物もかなり倒壊などの被害がでて、都市機能、いや国家機能も麻痺しているという。


個人としては救援金というのが身近ですぐに出来ること。

今はネットでカードを使って小口募金が出来るようになっているので、ホームページや

ツイッター、fecebookとかSNSなどを通じて情報を得られるし、すぐに申し込みが出来る。

便利になった反面、今まで以上に詐欺が横行している。

私の友人でも既に何人かはサイトで小口の寄付をして、あとから疑問に思っているという

人が何人かいた。

やはり信頼できる機関を見極め、しっかり確認の上で寄付する必要がある。

というなか、日本ユニセフ協会についての疑惑情報がまたまたネットで流通している。

私自身は善し悪しの意見を書けるほど調べていないのでコメントを避けるが、

ググったりwikipediaを見ると・・・・要確認かなと。

いずれにしても人の弱み、善意につけ込む悪人には常に気をつけないといけない。



詐欺とは別に今回知ったこと

義援金と救援金という言葉の違いは、日本赤十字の使い分けとしては

「義援金」 国内の災害被災者を支援する目的で募集する寄付金
「救援金」 海外の被災者を救援する目的で募集する寄付金  だそうだ。
日本赤十字社 兵庫支部HPから


↓↓↓↓よろしければクリックをお願いします。

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

日本航空の再建は支持されるのか [時事・雑感]

日本航空の株価がとうとう7円になった。まだ値がついているのが不思議だ。

日の丸を背負ったフラッグシップカンパニーとして君臨してきたが

自主再建は困難との判断で、引導を渡されたという結果である。

歴史ある会社だし、規模も大きいため、単に潰れれば日本経済にとって

さらに悪い影響があることは明確であるため、出来るだけショックが

少ない方法で再建させるべく政府としても救済策を打ち出すことは分かる。

しかしながら、今までのJALの体質、待遇で残ることは出来ないことは明らかだ。

世論的にも社員やOBへの同情論があまり出ないのも事実。

日航の乗務員は相当な高給であり、自宅からタクシーではなく、ハイヤーで

送り迎えなど、今までの特権階級としての待遇レベルは高嶺の花で

周知の事実。実際に今回年金額が削減されても、月額40万円ぐらいは

もらえるということで、多くの国民は改めて驚いたことだろう。JAL社員すべてが

同様ではないのだけれど、そういったイメージで見られているのは事実。

かつて金融機関が危機に陥っているとき、友人の銀行員が言った言葉

「銀行がいま一番厳しくてねえ、ボーナスだって半分だよ。ボーナス

60万じゃ生活できないよ」と。メーカー勤めだった私は「えっ!」と絶句。

その時30歳ぐらいでしたが、それと同じような印象ではある。


日航の話しに戻ると、スカイマークやエアドゥが参入した頃のことを思い出す。

利用者にとっては、価格とサービスを選ぶ権利があって良いものを、

日航とANAは価格面での対抗措置、空港設備の既得権益(場所)を譲らないなど

相当な「意地悪」をしていたことも多くの人は覚えているだろう。

私がスカイマークを利用したとき、搭乗手続きカウンターや、搭乗口まで

とても遠くまで歩かされた覚えがある。弱者いじめである。弱者利用の

ユーザーいじめであり、顧客引きはがし策である。

企業論理からすると、リーダーカンパニーは徹底的に参入者を妨害して

たたくことは正しいかもしれないが、官もそれに荷担して新規参入者を阻んだ。

今回日航という会社が潰れても良いのではないだろうか。

または、外資も含めて買い手があるなら、機材とスタッフ、営業権など併せて

買収してもらった方が良いのではないだろうか。100%減資をして、株主利益を

毀損して混乱させるより、オープンに競売して、少しでも株主利益を守る方が

よっぽど健全ではないだろうか。

日航再建のためには地方路線も切り捨てられる。青森空港の利用者などの

インタビューも見た。航空行政の間違いから、無駄なダムよろしく、採算のとりにくい

地方空港がたくさん出来たという。ニーズがあるなら、日航でなくとも、新規で

参入してもらえばよい。今まで日航が路線を持っていたから、スカイマークや

エアドゥやその他新興企業が参入できなかったのだと思う。

外資航空会社にも地方路線が魅力であれば、国内線を解放してはどうだろうか。

その方が地方の利用者の利便性も確保されるだろう。

子供手当のばらまきや、高速道路無料化で予算を使うより、空港利用料の

値下げや補填などで予算を使った方が地方活性化につながる。

そういった観点でこの問題を少し調べてみようと思う。


↓↓↓よろしければ、クリックをお願いします
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村
コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

イケていない住宅販売 [仕事]

以前より、良い物件があれば考えたいと思って、近隣地域で

良さそうな建売戸建、土地があった場合には見に行っている。

私が検討する場合のポイントは、(普通ではある)

①立地、ロケーション
通勤の便、子供の学校までの距離と安全確保

②土地広さ、隣地の状況
これがほぼ価格に直結するという面でも重要

③耐震性、通気や断熱などの住むための基本機能
求めればキリが無いが・・・

④インテリア、設備、デザインなどの快適性を実現する付加機能
大手M社の建売が非常に気に入っている。
が、マンション並みのインテリア、設備なためとても高い。
妥協点を見いだす必要あり。

現在の住居が、①について抜群(駅徒歩1分、ヨーカドー隣接)のため
それよりも総合的に勝る条件はなかなか無いため、未だ購入に至らず。

そんな中で先週末に久しぶりに気になった物件をチラシで発見したので
見に行った。大規模開発の中で10棟程度が対象となる物件。
ローケーション、価格、建物ともにかなり気になったのだけども
その会社からは購入する気にならなかった。
地元では結構有名で、物件もたくさん販売している会社なんだけど。

なぜか。
①完成後の物件に、土足で見学できる物件が半分。
カバーできていないところは傷つき、ホコリも溜まっている。
これを買うの?見えていないところは大丈夫?

②靴を脱いであがる物件も半分
この寒いときに暖房なし、スリッパなし。
お客のケアが足りない。買った後のケアは?気になる。

③資料はくれたが、名前や連絡先を聞かれない
何も聞かないって、売るためのマニュアルや教育ってしていないのかなと疑問。

つまり、地元ではまあ有名で、しっかりした自社ビルもある企業だけど
一番重要な販売の現場がこんな様子であることから、販売する物件の
善し悪しだけではなく、企業の姿勢まで疑われてしまう。
つまり、企業ブランドを毀損しているということ。

立地や価格が魅力的で、建物自体は多少安普請だけども、耐震性は
試験機関のグレードを取得している。
であれば、販売現場での管理とおもてなしをしっかりすることと、
プロモーションとコミュニケーションを適切に実施することで
企業ブランド価値を上げ、もっと高い価格でも売れるはずである。
もったいない。改善の余地はとても大きいように思われる。

地元と言うこともあり、もしご縁があれば経営者とお話ししてみたいものだ。


↓↓↓よろしければ、クリックをお願いします
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。